海外移住から20年ぶりに本帰国しました。郷愁の思いをかみしめ、あらためて日本語の素晴らしさに癒されています。
禅語などから”人としてのあるべき姿”や日本人らしい”思いやりの心”を一緒に感じて頂けたらと思います。
「日日是好日」・にちにちこれこうじつ・
どんな日も、あなたにとって”かけがえのない一日”だ。
今日という日は、二度とやってこない。
だから、精一杯に”今”を生きてみる。
”人生”には山もあれば、谷もある。そのすべてに意味がある。
「生きている」・・ただそれだけで、尊くて素晴らしい。
だから、今日という日を大切に味わおう。
それを繰り返すことで、好日な毎日へと導かれていくのです。
昨今、事件・事故・自然災害など、暗いニュースが連日報じられている。
或る日突然に”つらく苦しい事”が、我が身に起こることもあり得る。
そんな時こそ、人のやさしさは身にしみるもの。
助け合ったり、あたたかい思いやりの心に、とても救われる。
そうして勇気をもらったならば、前を向いて歩みだそう。
「明るい未来は、きっとやって来る」と信じよう。
今日受け取った”幸せ”を、誰かに返せる時がきたならば、惜しみなく与えよう。その人は、又いつかどこかで「やさしさのお返し」をすることだろう。
そんな”愛の連鎖”であふれかえっていたら、世の中まだまだ捨てたもんじゃない。
慈悲と感謝の”giveとtake”が、貴方に希望の光を与えてくれる。
大切なのは”明るい心”を忘れずに、前を向くこと。諦めずに前を向き続ける事。
「大丈夫、なんとかなるさ」「思いは必ずかたちになる」・・そうみんなが願うことで、道が拓けていく。
わたしたち人間の持つエネルギーが集まれば、とてつもなく大きなパワーとなるだろう。
ひたむきに、誠実に「一歩、また一歩」と進んでいこう。
疲れたら休んだっていい、たまにはさぼったりしてもいい。”前を向くこと”さえ忘れなければ、寄り道も意義がある。
だから勇気を出して。きっと、いつの日か”思い出”として語れる日がやって来るから。
その時は、もうすでに貴方にとって、よき日の途中となってるはずだ。