★満天の星空を見上げて★
こんにちは。海外移住から20年ぶりの本帰国。進化した日本に戸惑いながら奮闘するシニアのまみさんです。
夜空を眺めていたら星がとてもきれいだったので、今更ですが「風の時代」の星々に思いを馳せてみました。2020年に「地の時代」から「風の時代」へと移行し始めて、私たちは今”時代の転換期”を迎えているといわれています。「”風の時代だ~”ってよく聞くけど、正直よくわからない」・・という方に「風の時代」ブームはどのようにやってきて、どうなっていくのだろうか?ということを、今回は銀河に瞬く”お星さま”中心にお話していきます。
★天体と占星術★
”風の時代”の由来というのは「西洋占星術」の時代分けの用語です。(なんだ、星占いか…)とガッカリしないで下さい。宇宙空間は広くて深いので、どうか寛大な気持ちでお付き合い下さい。
始まりは、遥か5000年昔の”古代メソポタミア”時代。羊飼いや農耕民などの庶民は、夜空の星をつなぎ合わせて動物や英雄の名前を付け長い夜を楽しんだそうです。その後古代ギリシャに伝わり、神話や伝説と結びつけられたことで一層ロマン溢れるものとなっていきました。その頃から天文学者によって「星座」が定められ、1928年には「国際天文学連盟」が88の星座を認定しました。
占星術は天体の位置や動きを観測する”天文学”と、古来からの言い伝えや思想などを合わせて研究されてきた学問です。20世紀頃から星と深層心理を関連づけた”心理占星術”が発展して、現代占星術のベースとなっていきます。心理学者のユングも「人間の心理と天体の動きには深い関係性がある」と、自ら占星術を学んでいたそうです。
占星術では星座ごとに人や事物の”性質や特徴”を体系化して、どの星座がいつ・どんな位置にあるかと合わせて読み解きますが、88も星座があるのに星占いといえば”12星座占い”ばかりなのは何故でしょうか。それは、12星座は太陽が公転する軌道上(黄道)に位置していて「太陽星座」という特別な存在で、力強いエネルギーを放っているからなのです。
★宇宙をつくる元素・エレメント★
宇宙は4つの元素「風・水・火・地」で構成されています。その4つの元素(エレメント)には12星座がグループ分けをされています。
● 火のエレメントの星座(しし座・いて座・おひつじ座)
● 地のエレメントの星座(おうし座・おとめ座・やぎ座)
● 風のエレメントの星座(みずがめ座・ふたご座・てんびん座)
● 水のエレメントの星座(さそり座・うお座・かに座)
★銀河にうかんでまわる”太陽系惑星”★
太陽の周りを回る「太陽系惑星」は地球を含めて8つあります。各惑星はそれぞれの速度で太陽の周りを、自転しながら公転している。「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」って学校で習ったの覚えてますか?昔は確か9惑星だったはずですよね・・。
実は、太陽から一番遠い「冥王星」が2006年に”準惑星”に降格してしまったので、現在は惑星は8つとなっています。約75年間「惑星」という地位に君臨した冥王星は”惑星の定義”から突然外されてしまい、なんと哀れな”冥王星”さまでしょう😢・・・いえいえ、とんでもありません。目下スポットライトが当たって、再び光輝いているのです。今をときめく”風の時代”において、冥王星はとても大切な役目を担っていたのです。
★新時代は”木星と土星の大接近”から始まる★
”太陽系惑星”は、太陽から外側に位置する惑星ほど公転速度が遅く、ゆっくりと動いている。同じ場所での滞在時間が長くなるため、社会に与える影響も大きくなります。
”社会を構造改革する天体”といわれる「木星と土星」は、20年に一度大接近し重なってみえる”グレートコンジャンクション”という現象が起きる。これまでは地の星座位置で大接近をしていたのだが、2020年12月には風の星座・水瓶座の位置に移動して大接近が起こった。このエレメントをまたぐ現象(ミューテーション)は時代の転換期を意味するもので240年ぶりの事。これが風の時代の幕開けとなって、その後「地グループやぎ座」と「風グループ水瓶座」の間を何度か行ったり来たりしながら徐々に時代の流れが変化していきます。
★冥王星とみずがめ座の出会い★
太陽は一年をかけて12星座をめぐっています。その太陽の周りを冥王星は、約250年もの歳月をかけて一周するのです。とても小さくゆっくりと動く”冥王星”ですが、占星術においては特別な存在であり、強いパワーを秘めています。その時に位置している星座の特性を、より際立たせてくれる頼れる星なのです。その冥王星が最初に水瓶座入りをしたのは2023年3月で、2回ほど行ったり来たりを繰り返して変化の準備を整えていました。そして2024年11月からの約20年は、水瓶座にどっしりと滞在して時代をリードしていきます。いよいよ縁の下の力持ちである冥王星が、水瓶座の個性を輝かせてくれるターニングポイントの時がやって来るのです。そして、ここから世の中が大きく変容していくことでしょう。
冥王星は「時代の変容を司る星」、そして水瓶座は「改革の星」です。そんな革命的な星が、250年の時を越えて再び出会ったことが「風の時代」へと移行する合図となりました。今後200年以上は、風エレメントの星座が支配する新しい時代が続いていくのです。
冥王星は「破壊と再生」の星とも言われ、古いものを完全に打ち壊して立て直していく星。前時代18世紀後半からの歴史的な出来事は、フランス革命やアメリカ独立戦争、イギリスでも産業革命が起こり資本主義体制が確立されました。今回の風の時代も、大いなるものに突き動かされる様な変革が起こるのではないかと予測されます。
「世界中で大変なことが起こっている現代だというのに、さらに激動の世の中になるなんてカンベンしてくれ」と誰もが思うことでしょう。2020年のパンデミックの時の様に、たとえ抗えない力が働いて社会に大きな変化が起きたとしても、私たちはその先にある希望をみつめ新しい未来を信じることが大切です。そして人々が笑顔で穏やかに生きることができる世の中でありますように。そんな思いを込めて、星に平安の願いを託す限りです。
次回の「風の時代②」では”星のパワーと特徴”、それを受け入れて時代に合った生き方をしていくには?というお話をします。私自身も海外移住から帰国してから、日本に順応するべく現在も奮闘中です。それぞれが、世の中の変化に対応できる心構えと準備が必要であると深く感じています。